第5回 ひこもっても大丈夫in川崎 報告レポート

シンポジウム

4月24日の土曜日、不登校・ひきこもりに関する定期シンポジウム「第5回 ひきこもっても大丈夫!in 川崎」が開催されました。

当日は30名以上のご来場者にお越し頂き、会場がほぼ満席になるほどの盛況となりました。お越し頂いた皆様、誠にありがとうございました。

第1部は恒例の丸山康彦さんによる基調講演です。今回のテーマは「不登校・ひきこもり生活を無駄にしない親の考え方」。不登校・ひきこもりがなぜ長期化しやすいのか、ご本人とご家族が陥いりやすい自己否定の考え方の仕組みを解説し、その中で親としてどのようなアプローチがご本人に届きやすいのかを、丁寧に解説した内容でした。今回も、アンケートの回答者の方の95%以上から、「とても気づきがあった」「参考になった」と高評価を頂くことができました。

そして第2部は、今回初めての試みとなる「グループディスカッション」です。丸山さんとコモリスタ代表の山本に加えて、奈良橋修さんを加えた3人のファシリテーターがそれぞれテーマを設定し、会場の皆さんに加わってもらって、相互に対話するスタイルで実施しました。

奈良橋さんは横浜で居場所を16年間にわたり運営している元ひきこもり当事者の方で、ディスカッションテーマは「居場所参加から、自立や自律を考える」でした。丸山さんのテーマは「不登校・ひきももり当事者はどんな気持ち?」で、山本のテーマは「不登校・ひきこもり生活の中で、今一番欲しいもの」でした。

集まったグループごとに自己紹介から始まり、最初はなかなか話し始めることに躊躇する方が多かった様子でしたが、ある親御さんが現在のつらい状況を打破できる方法がないかを皆さんに問いかけたところ、元当事者の方が「こんなことを親にしてもらって、それが助けになった」とお話されたり、支援者の方が「こんな制度があるから調べてみてはどうか」などアドバイスされるなど、すぐに対話が深まって行きました。2回のディカッションを経た後の皆さんの雰囲気から、それぞれに持ち帰って頂くものが多かった時間になったのではないかと感じられました。グループディスカッションのアンケート満足度についても、95%以上の方が「次回も参加したい」とお答え頂けて、運営側としては今後のシンポジウムの新しい形を見つけられたように感じることができました。

このように今回のシンポジウムは、来場者も過去最高であり、またご来場の皆様と直接対話することで、距離もぐんと縮めることができたように思います。次回は7月4日(土)に拡大版として、スペシャルなゲストをお迎えしたシンポジウムを企画中ですので、ぜひまた多くの方のご参加をお待ちしております。どうぞよろしくお願いいたします。