「さなぎ~学校に行きたくない」映画上映会に参加してきました。

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少し時間が経ってしまいましたが、4月18日に実施された、NPO法人キッズディレクターさんの「映画上映会・トークセッション」に参加してきました。

上映されたのは、小学校低学年に不登校になった少女が、家族や近所の子供たちに囲まれて、長野県の雄大な大自然の中で、次第に自分らしい生き方を見つけて社会に戻っていく姿を、14年間にわたり描いているドキュメンタリー映画です。もちろん不登校の少女「愛ちゃん」の心の葛藤も描かれているのですが、お母さんをはじめとしたご家族の自然な雰囲気が愛ちゃんを追い詰めることなく、愛ちゃん自身の自然な成長を見守っていきます。

映画では詳しく描かれていませんでしたが、お母さんは愛ちゃんが不登校になった当初、やはり強い不安に取れわれて、なんとか学校に行かせようとしたそうです。長野の山奥のため、相談できる人もおらず、お母さんは不登校関係の本を読み漁り、無理矢理に登校させるようなプレッシャーをかけないように心掛けたそうです。他の家族(お父さんや祖父母)にも同様に接してくれるようお願いし、また近所の同世代の女の子に、家に遊びに来てもらうよう、お母さん仲間にお願いしたそうです。ここら辺が、都会とは違って幼馴染がそのままお母さん友達になっている地方のいいところかもしれませんね。

そのため愛ちゃんは不登校でも友達と大自然の中で毎日遊びまわって、心は健全な成長を遂げることができたのでしょう。中学年に学校に戻ることができるようになり、高学年には生徒会長になるまで、リーダーシップのある生徒になりました。中学校ではスポ魂少女になり、高校ではガールズバンドを組み、大学は東京の美大に一人暮らしで通えるような、自律心の旺盛な素晴らしい女性として成長しました。

もちろんこんなにうまくいく例ばかりではないでしょうが、やはりお母さんの初動対応が素晴らしかったことがすべての始まりだったように感じます。また、美しい大自然の描写がふんだんに取り入れられており、登場人物も全く演技をしておらず、普段のありのままをみせているため、見ている私たちも長野の生活の中で一緒に生きているような感覚に陥ります。そういった意味で、非常にリアリティがあり、不自然さのまったくない、素晴らしい映画でした。

不登校・ひきこもりに悩んでいるご家族の方には一度ぜひご覧になって頂ければ、希望を感じて頂けるのではないかと思います。下記のリンクから公式サイトをのぞけますので、ご興味のある方はぜひご確認ください。

三浦淳子監督作品「さなぎ~学校に行きたくない~」公式サイト